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運命の人 - Season 1 Episode 5 第五話 引き裂かれた家族
「被告人・弓成亮太(本木雅弘)は、被告人・三木昭子(真木よう子)と密かに情を通じ…」検察によって発表された弓成と昭子の起訴状は各方面に波紋を呼んでいた。知る権利を訴えて盛り上がっていたマスコミは手のひらを返したように弓成を責め始め、毎朝新聞の記者たちは戸惑いを隠せない。弓成も密約問題を男女の問題にうまくすり替えた権力の狡猾さに衝撃を受けていた。そんな折、休職となった弓成の自宅を訪ねてきた読日新聞の記者・山部(大森南朋)が、昭子の意外な証言を伝える。来るべき裁判に備え、弓成は上司の司部長(松重豊)と共に大野木正弁護士(柳葉敏郎)に弁護を依頼する。言論の自由に関する第一人者である大野木は、国家権力の欺瞞(ぎまん)を暴こうとした弓成を勝たせたい、と想いを口にする。一方、昭子の弁護士・坂元勲(吹越満)は「罪を負うべきは奥様をそそのかした弓成記者です。」と昭子の夫・琢也(原田泰造)に言い切る。